2028年へ。量子耐性とAIセキュリティを、実用へ。
SORAは、独自ブロックチェーンの継続運用を基盤に、量子耐性技術の実装・検証と、AIエージェント向けセキュリティの開発を進めます。2028年を目標に、段階的な実装と試験を重ね、実際に利用できる機能へと育てていきます。
既存の技術を、次の実用化につなげる
SORAは、すでに導入しているPQC・sora1などの機能を出発点として、取引の検証、鍵管理、ウォレットの運用を改善します。同時に、AIエージェントの挙動調査を進め、指示範囲を超える情報アクセスや操作を捉える技術を開発します。
L1の暗号・取引基盤と、L2のFromHDDtoSSD v3で積み重ねてきた実用経験を結び付け、量子耐性とAIセキュリティを段階的に実装する方針です。
基盤の整理と設計
2026年末に向けて、既存実装と調査結果を整理し、次の開発に必要な仕様と検証項目を定めます。
量子耐性
- PQC・sora1の実装と、取引の検証条件を整理する。
- 鍵管理、復元、従来形式との併用・移行で確認すべき事項を定める。
- 署名処理の効率化と、量子耐性を担う仕組みの役割を明確にする。
AIセキュリティ
- AIエージェントの情報アクセスと操作の挙動を調査する。
- 読み取り、書き込み、外部送信、ツール実行の権限範囲を整理する。
- 監視・制御・履歴管理の基本設計を進める。
段階の目標:開発対象、仕様、試験条件を整理し、段階的な実装に着手できる基盤を整える。
段階的な実装と試験
量子耐性機能を拡充し、AIセキュリティの試作を実際の利用環境に近い条件で検証します。
量子耐性
- PQC対応の取引・ウォレット機能を改善する。
- sora1方式への移行を進め、鍵管理と復元の運用を検証する。
- 不正入力の拒否、互換性、署名・検証処理の性能を試験する。
AIセキュリティ
- 許可された範囲と、実際のアクセス・操作を照合する機能を試作する。
- 不審な動作の検出と、停止・制限などの制御を接続する。
- 指示、権限、操作結果を関連付ける履歴管理を検証する。
段階の目標:試作・改善した機能を試験環境で動かし、検出の有効性、誤判定、運用上の課題を確認する。
統合と実用化
検証結果を踏まえ、量子耐性とAIセキュリティの機能を、利用可能な形で段階的に提供することを目指します。
量子耐性
- 検証を終えた対象機能を、運用環境へ段階的に適用する。
- ウォレットと取引の利用手順、対応範囲、検証結果を整理・公開する。
- 導入後も、鍵管理とネットワーク運用の改善を続ける。
AIセキュリティ
- 監視・権限制御・履歴検証を組み合わせた機能の提供を目指す。
- L2などの実用環境で、導入と継続的な評価を進める。
- SS256と成果を共有し、AIとWeb3を結ぶ活動を広げる。
段階の目標:対象機能の対応範囲を明確にし、利用者が実際に導入・運用できる形で提供する。
2028年に向けて目指す成果
| 領域 | 到達目標 |
|---|---|
| 量子耐性 | PQC対応機能の拡充と検証を進め、取引・鍵管理・ウォレットの利用環境を整える。 |
| AIセキュリティ | AIの操作を監視し、許可範囲と照合して、権限逸脱の検出・制御につなげる機能を段階的に実装する。 |
| ブロックチェーンとの連携 | 必要な情報を保護しながら、処理履歴の出所や改変を確認できる記録・検証の構成を具体化する。 |
| 実用化 | L1・L2の既存環境を活用し、対応するソフトウェア、利用手順、検証資料を整えて提供する。 |
開発と提供の考え方
実装、試験、運用への適用を段階的に進め、提供する機能と検証結果を明確にします。AIの実行時のアクセス制御は、OS・アプリケーション・ツールの権限管理と連携し、ブロックチェーンは履歴の検証を支える仕組みとして活用を検討します。
2028年は、対象機能の実装と実用化を目指す目標年です。具体的な提供時期は、技術検証と運用準備の進捗に合わせて公表します。導入後も、量子耐性とAIセキュリティの研究・改善を継続します。